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お風呂の中や、寝る直前、駅のホームで電車を待っているとき。良いアイデアほど、机に向かっていない場所で浮かんでくるものです。そしてその多くは、書き留めないまま消えていきます。

ここでは、思いついたことを取り逃さないためのメモの考え方を整理します。そのうえで、その考え方をそのまま形にしたアプリ「とらメモ」を紹介させてください。

「あとで書こう」は、ほぼ書かない

メモが残らない最大の原因は、記憶力ではなく「その場で書かなかったこと」です。「家に帰ったら書こう」「この作業が終わったら書こう」と思った内容は、たいてい書かれないまま忘れられます。

思いついた瞬間は、その考えの背景や前後の文脈まで頭の中にあります。しかし数分後には結論だけが薄く残り、数時間後には「何か良いことを思いついた気がする」という感覚だけが残ります。だからこそ、思いついてから10秒以内に書き始められるかどうかが、メモの成否を分けます。

整理は後回しでいい

メモアプリを使い始めるとき、多くの人がまずフォルダやタグの体系を作ろうとします。ところが、この「整理の設計」こそが挫折の入り口になりがちです。書こうとするたびに「これはどのフォルダだろう」と考える手間が発生し、その一瞬のためらいで書くのをやめてしまうからです。

おすすめは、まず全部同じ場所に書き、あとから必要なものだけ整理するやり方です。書き留めたメモのうち、後で本当に使うものは一部にすぎません。使うと分かってから整理すれば十分間に合います。

色分けは3〜4色まで

視覚的な分類は便利ですが、色の種類を増やしすぎると、今度は「何色にするか」で迷い始めます。実用的なのは3〜4色までです。

たとえば「赤=急ぎ」「青=仕事のアイデア」「黄=買い物や用事」「灰=そのほか」といった程度の粗い分け方が、迷わず素早く使えます。細かく分類したくなったときは、色ではなくメモの本文に一言足すほうが早いことが多いです。

とらメモは「開いて10秒」を優先しました

とらメモは、思いついた瞬間に書き始められることを最優先に作りました。起動して「+」を押せば、すぐ入力欄にカーソルが入ります。フォルダの選択も、タグの設定も、書き終わってからで構いません。

色のラベルはあえて絞ってあり、付箋を貼るような感覚で見分けられます。データは端末内に保存され、クラウドへ送信しない設計なので、仕事の内容や個人的な覚え書きも安心して書き留められます。