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家庭菜園には、他の趣味とは違う特徴があります。同じ季節が、1年に1度しか巡ってこないということです。トマトの植え付けを失敗しても、やり直せるのは翌年の春になります。

だからこそ、記録が効いてきます。ここでは何を書き残しておくと翌年に役立つのかを整理したうえで、記録用に作ったアプリ「キジトラ菜園」を紹介させてください。

記録がないと、去年のことは思い出せない

「去年、ナスの植え付けはいつだったか」「実がつき始めたのは何月頃だったか」。菜園を続けていると、こうした疑問が毎年のように出てきます。ところが記憶というのは曖昧で、1年経つと日付どころか、上手くいったのかどうかすら怪しくなります。

本やネットで調べれば一般的な栽培時期は分かりますが、それはあくまで平均的な目安です。ご自宅の庭やベランダは、日当たりも風通しも土の状態も、その場所固有のものです。その場所での実績データは、自分で記録するしかありません。

書き残しておきたい5項目

1. 植え付け・種まきの日付
すべての基準になります。翌年に「去年より1週間早めてみよう」と判断できるようになります。

2. 水やり・肥料をあげた日
特に肥料は、あげた時期と量が生育に直結します。うまくいった年の間隔を再現できると強いです。

3. 開花・収穫が始まった日
植え付けから何日で収穫できたかが分かると、次の作付け計画が立てやすくなります。

4. 天候や気温の印象
「今年は梅雨が長かった」といったメモがあると、うまくいかなかった年の理由を後から推測できます。

5. 失敗したこと
実はこれが一番価値のある記録です。虫がついた、水をやりすぎて根が傷んだ、支柱を立てるのが遅れた。こうした記録があると、翌年に同じ失敗を繰り返さずに済みます。

写真は、文字より雄弁

文字で「葉が少し黄色い」と書き残しても、翌年その状態を思い出すのは困難です。ところが写真が1枚あれば、当時の様子がそのまま蘇ります。

おすすめは、同じ角度から定期的に撮ることです。週に1回でも同じ位置から撮っておくと、並べたときに成長の様子がはっきり分かります。日々見ていると気づきにくい変化も、写真を並べると一目瞭然です。

キジトラ菜園は、庭先で使うことを前提にしました

菜園の記録は、家に戻ってから書こうとすると忘れます。土のついた手で、庭やベランダにいるその場で残せることが大切です。キジトラ菜園は、野菜ごとの記録カードに、水やり・肥料・収穫といった作業をその場でタップして残せるようにしました。

写真もそのまま添えられるので、成長の記録が時系列で並んでいきます。次のお世話を忘れないよう、リマインダーも設定できます。電波の届きにくい畑でも使えるよう、オフラインでの記録に対応しています。