Windows(ウィンドウズ)

Windows(ウィンドウズ)とは、Microsoft社が開発・提供している、パソコン向けの基本ソフト(OS)のことです。マウスやアイコンを使って直感的に操作できる画面(GUI)を採用しており、世界中の多くの企業や個人のパソコンで使われています。

現実世界に例えると、Windowsは建物の共通の内装や設備のようなものです。土台となる建物(パソコン本体)がどのメーカーのものでも、同じ内装や使い方を採用していれば、利用者は迷わず快適に過ごすことができます。

Windowsの特徴

「スタートメニュー」や「タスクバー」といった使い慣れた操作画面が長年にわたって受け継がれていることに加え、幅広いメーカーのパソコンや周辺機器に対応している点も特徴です。数多くのソフトウェアがWindows向けに開発・提供されています。

バージョンの変遷

Windowsは1985年の初代バージョンから現在に至るまで、OSの土台となる系統によって「MS-DOS系」「9x系」「NT系」の3つに大きく分けられます。初期のバージョンはMS-DOSというOSの上で動く形でしたが、その後、家庭向けの9x系と、業務用に開発されたNT系という2つの流れに分かれ、Windows XP以降はNT系に統一されて現在に至っています。

バージョン 発売日 系統 特徴
Windows 1.0 1985年11月20日 MS-DOS系 Windowsの最初のバージョン。ウィンドウは重ならないタイル表示のみ
Windows 2.0 1987年12月9日 MS-DOS系 ウィンドウ同士を重ねて表示できるようになった
Windows 2.1 1988年5月27日 MS-DOS系 286・386プロセッサに最適化した版が登場
Windows 3.0 1990年5月 MS-DOS系 グラフィック性能が向上し、実用的な普及が始まった
Windows 3.1 1992年4月 MS-DOS系 TrueTypeフォントに対応し、世界的に広く普及
Windows for Workgroups 3.11 1993年 MS-DOS系 ネットワーク機能を強化した、3.1の改良版
Windows NT 3.1 1993年7月 NT系 業務用に新規開発された、NT系列最初のバージョン
Windows NT 3.5 1994年9月 NT系 対応ハードウェアや処理性能を強化
Windows NT 3.51 1995年5月 NT系 Win32 APIの互換性を高めた改良版
Windows 95 1995年8月24日 9x系 スタートメニューとタスクバーを初めて搭載
Windows NT 4.0 1996年8月24日 NT系 Windows 95風の操作画面を取り入れた業務用版
Windows 98 1998年6月25日 9x系 USBやFAT32に対応し、周辺機器を扱いやすく改善
Windows 98 SE 1999年 9x系 複数台でインターネット接続を共有できる機能を追加
Windows 2000 2000年2月17日 NT系 Active Directoryを導入した、業務用の主要バージョン
Windows Me 2000年9月14日 9x系 一般向けとして最後のMS-DOSベースのバージョン
Windows XP 2001年10月25日 NT系 9x系とNT系を統合し、長期間広く使われ続けた
Windows Vista 2007年1月30日 NT系 ユーザーアカウント制御など、セキュリティを強化
Windows 7 2009年10月22日 NT系 動作の軽快さが評価され、根強い人気を保った
Windows 8 2012年10月26日 NT系 タッチ操作を意識したスタート画面を採用
Windows 8.1 2013年10月17日 NT系 スタートボタンを復活させるなど、8を改良
Windows 10 2015年7月29日 NT系 スタートメニューを復活させ、継続的な更新方式を採用
Windows 11 2021年10月5日 NT系 角丸のデザインなど、操作画面が刷新された最新世代

Windowsが広く使われる理由

企業の業務システムから家庭用のパソコンまで、長年にわたって高いシェアを維持してきた実績により、対応するソフトウェアや周辺機器が非常に豊富です。困ったときの情報も見つけやすく、初めてパソコンを使う人にとっても扱いやすい環境が整っています。

他のOSとの違い

同じくパソコン向けのOSには、Appleが提供する「macOS」や、企業のサーバーなどで使われることの多い「Linux」があります。Windowsは対応ソフトの豊富さと汎用性の高さに強みがあり、用途や好みに応じて使い分けられています。

ビジネス向けのWindows Server

一般的なパソコン向けのWindowsとは別に、企業のサーバー用途に特化した「Windows Serverという製品も提供されています。社内システムの基盤や、Webサイトの運営など、業務用途に必要な機能が備わっています。

更新プログラムによる継続的な改善

Windowsは発売後も、セキュリティ上の弱点を修正したり、新しい機能を追加したりする更新プログラムが定期的に提供されています。利用者が意識しなくても、常に安全性と利便性が保たれるよう工夫されています。

あわせて知っておきたい用語

  • OS
    コンピューター全体を管理する基本的なソフトウェアです。
  • Microsoft
    Windowsを開発・提供している、アメリカのIT企業です。
  • macOS
    Appleが開発している、パソコン向けのOSです。
  • Linux
    サーバーなどで広く使われている、オープンソースのOSです。
  • Windows Server
    企業のサーバー用途に特化した、Windowsの派生製品です。
  • GUI
    アイコンやマウスを使って直感的に操作できる方式のことです。

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