ブロードバンド(Broadband)とは、大容量のデータを高速でやり取りできる、常時接続タイプのインターネット回線のことです。光回線やケーブルインターネットなどが該当し、電話回線を使った低速な接続と区別するための言葉として使われてきました。
現実世界に例えると、ブロードバンドは片側何車線もある広い道路のようなものです。一度に多くの車(データ)が通行でき、渋滞(通信の遅延)も起こりにくいため、動画のような大きなデータでもスムーズに届けることができます。
ナローバンドとの違い
| 回線 | 内容 |
|---|---|
| ブロードバンド | 高速・大容量で、常時つながっている |
| ナローバンド | 電話回線を使う低速な接続方式 |
ブロードバンドが登場した背景
かつてインターネットは、電話回線を使い、接続のたびに通信を確立する「ダイヤルアップ接続」が主流でした。通信のたびに電話回線をふさいでしまい、速度も遅かったため、常時つながる高速な接続方式としてブロードバンドが普及していきました。
ブロードバンドに含まれる回線の種類
ブロードバンドという言葉には、光ファイバーを使った光回線のほか、ADSLやケーブルテレビの設備を利用するケーブルインターネットなどが含まれます。現在は、この中でも光回線が主流の選択肢となっています。
常時接続がもたらした変化
ブロードバンドの普及により、接続するたびに料金が発生する従量課金から、定額で使い放題の料金体系へと移り変わりました。動画配信やオンラインゲームなど、常時つながっていることを前提としたサービスも次々と生まれています。回線を占有する心配がなくなったことで、通話をしながら同時にインターネットを使うことも当たり前になりました。
現在の使われ方
技術の進歩とともに回線速度は大きく向上しましたが、「高速で常時接続できるインターネット回線」全般を指す言葉として、ブロードバンドという表現は今も使われています。プロバイダの契約プラン名などで目にする機会も少なくありません。
モバイル回線との関係
近年では、5Gなどの高速なモバイル回線もブロードバンドの一種として扱われることがあります。固定回線か無線かを問わず、高速で常時接続できる環境そのものを指す言葉として、意味合いが広がってきています。
ブロードバンドが支える暮らし
動画配信やオンライン会議、クラウドサービスの利用など、現代の生活や仕事の多くは、ブロードバンドの存在を前提に成り立っています。当たり前のように使っている高速通信も、かつては特別な存在だったことを振り返ると、その進化の大きさが実感できます。今後もさらなる高速化が進んでいくと考えられています。

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