Webサービス(Web Service)とは、インターネットを通じて、ブラウザなどから利用できる機能やサービスの総称です。手元の端末にソフトを入れなくても、画面を開くだけで使えるのが特徴で、検索や地図、動画配信、通販、業務システムまで幅広く含まれます。
現実世界に例えると、Webサービスは道具を買わずに借りて使う貸し出し所のようなものです。自分で買いそろえて手入れをする代わりに、必要なときに出向いて使い、手入れは貸す側が引き受けてくれます。
インストール型のソフトとの違い
| 項目 | インストール型ソフト | Webサービス |
|---|---|---|
| 導入 | 端末ごとに入れる必要がある | 画面を開くだけ |
| 更新 | 利用者が行う | 提供側が行い、常に最新 |
| データの置き場 | 手元の端末 | 提供側のサーバー |
| 通信 | 無くても使える場合が多い | 基本的に必要 |
導入の手間が要らない
最大の利点は、使い始めるまでの手間がほとんど要らないことです。端末ごとにソフトを入れて回る作業も、機種による相性を心配する必要もありません。会員登録さえ済ませれば、その場から使い始められます。
常に最新の状態で使える
提供する側がサーバー上の仕組みを更新すれば、利用者は何もしなくても新しい機能や修正が反映されます。古い版を使い続けて不具合や危険を抱え込む心配が少ない一方、画面や操作が急に変わって戸惑うこともあります。
端末や場所を選ばない
ブラウザさえあれば動くため、パソコンでもスマートフォンでも、会社でも自宅でも同じ環境を続きから使えます。作業の途中で場所を移っても、データはサーバー側にあるので持ち歩く必要がありません。
通信できないと使えない
裏を返せば、回線が不安定な場所や、通信が途切れた状況では、まったく手が出せなくなります。近年は一部の機能を通信なしでも使えるようにしたものもありますが、基本はつながっていることが前提の仕組みです。
データを預ける形になる
作った文書や登録した情報は、提供する事業者のもとに置かれます。取り扱いの方針を確かめておくこと、そして重要なものは手元にも控えを持っておくことが大切です。サービスそのものが終了した場合に、どう取り出すかも考えておきたい点です。
料金の考え方
無料で使えるものも多くありますが、業務で使うものは月ごとの定額や、利用した量に応じた従量制が一般的です。買い切りと違って払い続ける形になるため、長期で見た総額を見積もっておく必要があります。
技術用語としての別の意味
開発の現場では、この言葉が違う意味で使われることがあります。人が画面から使うものではなく、プログラムどうしがネットワーク越しに機能をやり取りする仕組みを指す用法です。文脈によって指すものが変わるため、話が食い違っていないか確かめておくと安心です。

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