ping(ピング)とは、ネットワーク上の相手の機器と通信できるかどうかを確認するための、基本的なコマンド(命令)のことです。相手に小さなデータを送り、その返事が返ってくるかどうかで「つながっているか」「どれくらい速く応答があるか」を調べます。
現実世界でいえば、相手に「もしもし、聞こえますか?」と呼びかけて、「はい、聞こえます」と返事が返ってくるかを確かめるようなものです。返事が返ってくればつながっている証拠になり、返事の速さから通信の快適さの目安もわかります。ネットワークの不具合を調べる「最初のひと手間」として、よく使われます。
pingの仕組み
pingは、相手の機器に向けて「ICMP」という種類の小さな確認用データを送ります。相手が正常なら、その返事(応答)が送り主に戻ってきます。pingはこの往復にかかった時間や、返事が返ってきた割合を表示します。返事が返ってこない場合は、相手が動いていない、経路のどこかで通信が途切れている、といった原因が考えられます。
pingでわかること
pingを実行すると、主に次のようなことがわかります。
- 通信できているか(到達性)
相手から返事が返ってくれば、その機器までネットワークがつながっていると確認できます。 - 応答の速さ(応答時間)
返事が返るまでの時間をミリ秒(ms)で表示します。小さいほど快適な通信です。 - 通信の安定性(パケットロス)
送ったうち何回返事が返ったかで、通信が途切れていないかを確認できます。
pingの結果に出る主な値
pingを実行すると、次のような値が表示されます。それぞれが通信の状態を知る手がかりになります。
| 項目 | 意味 | 現実世界に例えると |
|---|---|---|
| 応答時間(ms) | 返事が返るまでの時間。小さいほど速い。 | 呼びかけへの返事の早さ |
| パケットロス | 返事が返ってこなかった割合。大きいほど不安定。 | 返事が届かなかった回数 |
| TTL | データが通れる中継地点の残り回数の目安。 | 荷物が経由できる残りの宿場の数 |

コメント