TeraTerm(テラターム)とは、日本で開発された、無料で使えるターミナルエミュレータソフトです。サーバーやネットワーク機器に対して、SSHやTelnet、シリアル通信といった方法で接続し、遠隔から操作するために使われます。
現実世界に例えると、TeraTermは「離れた場所にある機械を、手元の端末から操作するための遠隔操作パネル」のようなものです。実際にその機器の前まで行かなくても、文字によるコマンドを通じて、必要な操作や設定変更を行えます。
名前の由来
「Tera(テラ)」には、コンピュータ用語で使われる大きさの単位という意味合いはなく、開発者による独自の命名とされています。長年にわたり日本国内の技術者コミュニティによって開発・改良が続けられており、マニュアルやメニューが日本語に対応している点も、多くの現場で選ばれ続けている理由のひとつです。
TeraTermでできること
- SSH・Telnet接続
暗号化された安全な通信(SSH)や、簡易な通信(Telnet)でサーバーに接続できます。 - シリアル通信
ネットワーク機器の管理ポートなどに、ケーブル経由で直接接続できます。 - ログの記録
操作した内容やサーバーからの応答を、テキストファイルとして保存できます。
主な用途
TeraTermは、サーバーの運用・保守管理や、ルーター・スイッチなどネットワーク機器の設定変更によく使われています。組み込み機器の開発現場でも、シリアル通信を使った動作確認のツールとして広く利用されています。
他のターミナルソフトとの比較
| 名称 | 提供元 | 特徴 |
|---|---|---|
| TeraTerm | 日本のオープンソース | 日本語対応が手厚くマクロ機能が充実 |
| PuTTY | 海外のオープンソース | 軽量でシンプル、世界的に広く使われる |
| Windows Terminal | Microsoft | 複数のシェルをタブで切り替えて利用できる |
マクロ機能
TeraTermには独自のマクロ機能が搭載されており、ログイン操作やコマンドの実行といった定型作業をスクリプトとして自動化できます。毎回同じ手順を繰り返すサーバー運用の現場では、作業時間の短縮やミスの防止に役立てられています。
利用時のポイント
TeraTermは長年にわたって開発が続けられており、最新版を利用することでセキュリティ面の強化や新しい暗号化方式への対応が受けられます。接続先のホスト名やユーザー名といった情報を設定ファイルとして保存しておけば、次回以降の接続作業をよりスムーズに行えます。

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