Edge(エッジ/Microsoft Edge)とは、マイクロソフトが開発・提供しているWebブラウザのことです。2015年にInternet Explorerの後継として登場し、2020年には土台をChromiumへ全面的に作り替えた「新しいEdge」が公開されました。現在のWindowsに標準で搭載されています。
現実世界に例えると、新しいEdgeは他社と共通のエンジンに載せ替えた車のようなものです。走行部分にあたる表示の仕組みは広く使われているものに合わせ、内装や装備にあたるWindowsとの連携機能で独自性を出しています。
Edgeの歩み
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2015年 | Windows 10に旧Edgeを搭載。独自エンジンEdgeHTMLを採用 |
| 2020年 | 土台をChromiumに変更した「新しいEdge」を公開 |
| 2022年 | Internet Explorer 11のサポート終了。Edgeへの移行が完了 |
Chromiumベースになった理由
独自エンジンのEdgeHTMLは、一部のWebサイトで表示が崩れるといった互換性の問題を抱えていました。多くのサイトがChromeでの表示を前提に作られていたためです。マイクロソフトは互換性の問題を根本から解消するため、Chromeと同じChromiumを土台に採用しました。この結果、Chrome向けの拡張機能もEdgeでほぼそのまま利用できます。
Edgeの主な機能
- IEモード
指定したサイトをInternet Explorerの表示方式で開けます。 - コレクション
調べ物で集めたページや画像を、テーマごとにまとめて保存できます。 - 垂直タブバー
タブを画面の左側に縦に並べ、多数のタブを扱いやすくします。 - アカウント連携
Microsoftアカウントでお気に入りやパスワードを複数端末で同期できます。
IEモードとは
企業では、Internet Explorerでしか正しく動かない業務システムが残っている場合があります。IEモードはあらかじめ登録したサイトだけを、Internet Explorerの表示方式で開く機能です。これにより、古いシステムを使い続けながらブラウザをEdgeに一本化できます。ただしこれは移行期間中の暫定的な措置であり、いずれはシステム自体の改修が必要になります。
Windowsの標準ブラウザとして
EdgeはWindowsに最初から入っているため、インストール作業なしで使い始められるのが強みです。企業では、グループポリシーによってお気に入りや起動時のページ、IEモードの対象サイトを一括で配布・管理できます。この管理のしやすさから、業務用の標準ブラウザにEdgeを選ぶ組織も少なくありません。
Chromeとの違い
| 項目 | Edge | Chrome |
|---|---|---|
| 提供元 | マイクロソフト | |
| 土台 | Chromium | Chromium |
| 同期用アカウント | Microsoftアカウント | Googleアカウント |
| 特徴的な機能 | IEモード、コレクション | Googleサービスとの連携 |
表示の仕組みが同じであるため、Webサイトの見え方に大きな差は生じません。選ぶ基準は、普段使っているアカウントや独自機能の好みになります。

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