リストア(復元/Restore)

リストア(復元/Restore)とは、あらかじめ取っておいたバックアップをもとに、データやシステムを以前の状態に戻す操作のことです。誤ってファイルを削除してしまった場合や、システムに不具合が起きた場合など、トラブルからの回復に欠かせない作業です。

現実世界に例えると、リストアはゲームで保存しておいたセーブデータを読み込んでやり直すようなものです。途中で失敗してしまっても、以前セーブしておいた地点から再開できるのと同じように、バックアップという「セーブデータ」があれば、元の状態に戻すことができます。

バックアップとリストアの関係

用語 内容
バックアップ データの複製をあらかじめ別の場所に保存しておくこと
リストア 保存しておいたバックアップを使い、元の状態に戻すこと

バックアップを取っていても、実際にリストアできなければ意味がありません。日頃からバックアップを取るだけでなく、いざという時に正しく復元できるかを定期的に確認しておくことが大切です。

リストアが必要になる場面

誤ってファイルを削除してしまった場合や、パソコンがウイルスに感染してしまった場合、システムの更新に失敗して不具合が生じた場合など、リストアが必要になる場面はさまざまです。ランサムウェアの被害を受けた際にも、リストアが復旧の重要な手段となります。買い替えたパソコンへ以前の環境を移す際にも活用されます。

リストアの種類

特定のファイルだけを元に戻す「ファイル単位のリストア」と、パソコン全体をまるごと以前の状態に戻す「システム全体のリストア」があります。トラブルの範囲や内容に応じて、どちらの方法が適切かを判断します。

リストアを行う際の注意点

リストアを行うと、バックアップを取った時点以降に加えた変更が失われてしまう場合があります。復元したい内容とタイミングをよく確認したうえで、慎重に作業を行うことが求められます。

リストアにかかる時間

復元するデータの量や、復元先の機器の性能によって、リストアにかかる時間は大きく変わります。パソコン全体をまるごと復元する場合は、数十分から数時間かかることも珍しくありません。トラブル発生時にあわてないよう、あらかじめリストアの手順を確認しておくことが望ましいでしょう。

まとめ

リストアは、バックアップとセットで初めて意味を持つ、データ保護の最後の砦となる操作です。日頃からバックアップを取り、いざという時に落ち着いてリストアできるよう備えておくことが、安心してパソコンを使い続けるための基本と言えます。

あわせて知っておきたい用語

  • バックアップ
    データの消失に備え、あらかじめ複製を保存しておくことです。
  • システムの復元
    Windowsに搭載されている、以前の設定状態に戻す機能です。
  • ランサムウェア
    データを暗号化し、身代金を要求する悪意のあるソフトウェアです。
  • クラウドストレージ
    インターネット上にデータを保存できる、バックアップ先の選択肢です。

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