ログアウト/ログオフ/サインアウト(Logout/Logoff/Signout)とは、システムの利用を終える手続きのことです。単に画面を閉じるのとは違い、サーバー側で保持されていた利用中の状態を、はっきりと終わらせます。
現実世界に例えると、ログアウトは受付で退出を告げて番号札を返すことのようなものです。黙って帰れば、記録の上ではまだ中にいることになります。札を返して初めて、その札は無効になります。
言葉の使い分け
| 言葉 | よく使われる場面 | 対になる言葉 |
|---|---|---|
| ログアウト | Webサービス全般 | ログイン |
| ログオフ | Windowsや社内システム | ログオン |
| サインアウト | MicrosoftやGoogle | サインイン |
裏側で何が起きているか
操作の中身を知っておくと理解が進みます。サーバー側で保持していたセッションの情報を破棄し、端末に渡してあった番号札を無効にします。これにより、同じ番号を持っていても、もう本人とは認められなくなります。
閉じるだけでは終わらない
もっとも大切な点です。ブラウザのタブを閉じただけでは、多くの場合ログインした状態が残ります。次に同じ画面を開けば、そのまま続きから操作できてしまいます。共用の端末では、必ずログアウトの操作をしてください。
Windowsのログオフ
パソコンの操作では少し意味が違います。開いていたアプリをすべて閉じ、自分の利用を終えて、別の人が使える状態に戻します。電源は入ったままです。シャットダウンや再起動とは、この点が異なります。
自動でログアウトする仕組み
操作しなくても終わることがあります。一定時間何もしないでいると、安全のため自動で終了させる設定が多くのサービスにあります。銀行では数分、社内システムでは数十分といった具合に、扱う情報の重さに応じて決められています。
すべての端末からログアウト
知っておくと役立つ機能です。主要なサービスには、いま自分がログインしている端末の一覧を確認し、まとめて終了させる項目があります。端末を失くしたときや、乗っ取りが疑われるときに真っ先に使うべき機能です。
公共の端末での注意
実害の出やすい場面です。ネットカフェや図書館の端末では、ログアウトに加えて、閲覧の記録や保存されたパスワードも消してください。ブラウザのプライベートモードで開いておくと、この後始末がかなり楽になります。
作る側の注意点
実装での落とし穴もあります。画面上だけログアウトしたように見せて、サーバー側の情報を消し忘れると、番号札が生き続けます。盗まれた札がそのまま使える状態になるため、必ずサーバー側で無効にする処理まで書いてください。見た目だけの後始末では、守りになりません。
あわせて知っておきたい用語
- ログイン/ログオン/サインイン:
利用者を識別して利用を始める手続きです。 - セッション:
利用を始めてから終えるまでの一連の状態です。 - クッキー(Cookie):
ブラウザ側に小さなデータを保存する仕組みです。 - シングルサインオン(SSO):
一度の認証で複数のサービスを使える仕組みです。

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