オープンソース(Open Source)とは、ソフトウェアの設計図にあたるソースコードを誰でも見られるように公開し、自由に利用・改変・再配布してよいとする考え方、およびそのように公開されたソフトウェアのことです。オープンソースのソフトウェアはOSS(Open Source Software)とも呼ばれます。
現実世界でいえば、レシピを公開している料理のようなものです。秘伝のタレ(非公開のソースコード)とは違い、材料も作り方もすべて公開されているので、誰でも同じ料理を作れますし、自分好みにアレンジしたレシピを他の人に配ることもできます。
オープンソースの仕組み
オープンソースのソフトウェアには、利用条件を定めたライセンスが付いています。「自由に使ってよいが、著作権表示は残すこと」「改変したら同じ条件で公開すること」など、ライセンスの種類によってルールが異なります。開発は世界中の有志や企業が共同で行うことが多く、GitHubなどのサイト上で、誰でも改善の提案や不具合の報告に参加できます。
プロプライエタリソフトウェアとの違い
オープンソースの反対は、ソースコードを公開しないプロプライエタリ(独占的)ソフトウェアです。
| 種類 | 特徴 | ひとことで言うと |
|---|---|---|
| オープンソース | ソースコードが公開され、条件の範囲内で自由に利用・改変・再配布できる。多くは無償。 | レシピ公開の料理 |
| プロプライエタリ | ソースコードは非公開で、開発元だけが中身を変更できる。利用には購入や契約が必要なことが多い。 | 秘伝のタレ |
オープンソースのメリットと注意点
オープンソースには多くの利点がある一方、使う側が気を付けるべき点もあります。
- 無償で使えるものが多い
ライセンス費用がかからないものが多く、個人でも企業でも導入しやすいです。 - 中身を確認・改造できる
動作を自分で確かめられ、必要に応じて自分たちの用途に合わせた改変もできます。 - 世界中の知恵が集まる
多くの開発者の目に触れるため、不具合の発見や改善が早く進みやすいです。 - 注意:サポートは自己責任が基本
商用製品のような手厚いサポート窓口がないことも多く、ライセンス条件の確認も利用者の責任です。
オープンソースの代表例
オープンソースは現代のITを支える存在で、身近なところで幅広く使われています。サーバー用OSのLinux、Webブラウザの元となるChromium、Webサイト作成システムのWordPress、データベースのMySQLなどはすべてオープンソースです。スマートフォンのAndroidも、オープンソースのソフトウェアを土台に作られています。

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