Adobe(アドビ)

Adobe(アドビ)とは、Photoshop(フォトショップ)やPDF、Illustratorなどで知られる、アメリカのソフトウェア企業です。写真編集やデザイン、文書作成といったクリエイティブな作業を支えるソフトを数多く手がけており、デザイン業界には欠かせない存在です。

イメージとしては、Adobeはプロの道具をそろえる専門工具店のようなものです。デザインや編集の現場で使われる、専門性の高い道具の数々を1か所で提供し続けています。

Adobeとは

Adobeは、画像編集ソフトのPhotoshop、イラスト作成ソフトのIllustrator、そして世界標準の文書形式となったPDFなど、クリエイティブ分野を代表するソフトウェアを数多く提供する企業です。デザイナーや写真家、動画編集者にとって、業界標準とも呼べる存在になっています。

創業の背景

Adobeは1982年、ゼロックス社の研究機関出身のジョン・ワーノックとチャールズ・ゲシキによって設立されました。2人が開発した、印刷用のデータをコンピュータで正確に表現する技術が、Adobeの最初の主力製品となりました。

社名の由来

社名は、創業者ワーノックの自宅の裏を流れていた「アドビ・クリーク」という小川の名前にちなんで名付けられました。技術内容とは直接関係のない、創業者にとって身近な地名がそのまま社名になった、珍しい由来を持っています。

PostScriptとDTPの革命

Adobeの最初の主力技術「PostScript」は、印刷物のデザインをコンピュータ画面の見た目そのままに印刷できる技術で、Appleのプリンターに採用されたことをきっかけに、DTP(デスクトップパブリッシング)という新しい業界を生み出すきっかけとなりました。

主な製品・サービス

その後Adobeは、写真編集のPhotoshop、ベクター画像編集のIllustrator、動画編集のPremiere Proなど、クリエイティブ制作に関わるさまざまな分野へと製品を拡大してきました。現在ではこれらをまとめたCreative Cloudというサービスとして提供されています。

サブスクリプション型への転換

かつてAdobeの製品は、パッケージを購入して使い続ける買い切り型が主流でしたが、2013年に月額課金のサブスクリプション型(Creative Cloud)へと大きく方針転換しました。常に最新機能を利用できる一方、利用を続ける限り料金が発生する仕組みへと変わっています。

PDFという標準規格

Adobeが生み出したPDF(Portable Document Format)は、どの環境で開いても同じ見た目を保てる文書形式として、今や世界中の企業・行政機関で標準的に使われる存在になりました。1つの企業が作った技術が、業界を超えた共通のルールにまで広がった代表例といえます。

Adobeが向いている分野

写真・映像・グラフィックデザインといったクリエイティブ制作の現場はもちろん、文書のやり取りが発生するあらゆるビジネスの場面でも、AdobeのソフトやPDFは欠かせない存在として利用され続けています。

項目 内容
設立 1982年
創業者 ジョン・ワーノック、チャールズ・ゲシキ
本社 アメリカ・カリフォルニア州サンノゼ

あわせて知っておきたい用語

  • PDF
    環境を問わず同じ見た目で表示できる文書形式
  • DTP
    パソコンを使って印刷物のデザイン・編集を行う技術
  • Flash
    かつてAdobeが提供していた、Web向けのアニメーション技術
  • クラウド
    インターネット経由でサーバーなどの資源を利用する仕組み

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