PostgreSQL(ポストグレスキューエル)とは、データを整理して蓄積・管理するためのデータベースソフトウェアの一つです。無償で使えるオープンソースでありながら、本格的な機能と高い信頼性を備えており、世界中の企業やサービスで利用されています。「ポスグレ」と略して呼ばれることもあります。
現実世界でいえば、非常に高性能な図書館の蔵書管理システムのようなものです。膨大な本(データ)を、決まったルールで整理して棚に並べ、「著者が〇〇の本」といった複雑な条件でも素早く探し出せる、そんな几帳面で優秀な司書のような存在です。
PostgreSQLの特徴
PostgreSQLは、データを表(テーブル)の形で管理する「リレーショナルデータベース」の一種です。データを操作するにはSQLという専用の言語を使います。標準的な機能に忠実で、複雑なデータ処理や大量データの扱いに強く、拡張機能によって独自の機能を追加できる柔軟さも持ち合わせています。
MySQLとの違い
同じオープンソースのデータベースとして有名なMySQLとよく比較されます。
| 種類 | 特徴 | ひとことで言うと |
|---|---|---|
| PostgreSQL | 標準への忠実さと高機能さが強み。複雑な処理や厳密なデータ管理に向く。 | 多機能で几帳面 |
| MySQL | 動作が軽快で扱いやすく、Webサービスで広く普及。読み取り中心の用途に強い。 | 軽快で親しみやすい |
PostgreSQLのメリット
PostgreSQLは、信頼性を重視する現場で特に選ばれています。
- 無償で使える
オープンソースのため、ライセンス費用をかけずに導入できます。 - 高機能で信頼性が高い
複雑なデータ処理に対応し、データを正確に守る仕組みが充実しています。 - 拡張しやすい
あとから機能を追加でき、位置情報や全文検索など特殊な用途にも対応できます。 - 幅広い環境で動く
WindowsやLinuxなど、さまざまな環境で利用できます。
PostgreSQLが使われる場面
PostgreSQLは、Webサービスやアプリの会員情報・商品情報の保存から、金融や公共分野の厳密なデータ管理まで、幅広く使われています。クラウド上でも、GCPの「Cloud SQL」やAWSの「RDS」などでPostgreSQLを選んで利用でき、管理の手間を省きながら使うこともできます。
あわせて知っておきたい用語
- データベース:
データを整理して蓄積・検索できるようにした仕組みです。 - RDB(リレーショナルデータベース):
データを表の形で管理する方式。PostgreSQLもこの一種です。 - SQL:
データベースを操作するための言語です。 - MySQL:
PostgreSQLと並ぶ代表的なオープンソースのデータベースです。 - オープンソース:
ソースコードが公開され、自由に使えるソフトウェア。PostgreSQLもその一つです。

コメント