Compute Engine(コンピュート・エンジン)とは、Googleが提供するクラウドサービス「GCP(Google Cloud Platform)」の中で、仮想マシン(仮想的なコンピューター)を借りて使えるサービスです。自分でサーバー機器を用意しなくても、必要なときにインターネット越しにコンピューターを立ち上げ、Webサイトやアプリを動かせます。
現実世界でいえば、好きな広さの部屋を借りられるレンタルオフィスのようなものです。自分でビルを建てなくても、必要な広さの部屋を必要な期間だけ借りられ、人が増えれば広い部屋に移るのも簡単、というイメージです。
Compute Engineの特徴
Compute Engineは、クラウド上に自分専用の仮想マシンを作れるサービスです。CPUやメモリの大きさを自由に選べ、WindowsやLinuxなど好きなOSを動かせます。使った時間に応じて料金がかかる仕組みなので、必要なときだけ立ち上げれば無駄がありません。こうした「必要な分だけコンピューター資源を借りる」形のサービスはIaaS(イアース)と呼ばれます。
自前サーバーとの違い
従来の自前サーバーと、Compute Engineのようなクラウドの仮想マシンには、それぞれ特徴があります。
| 種類 | 特徴 | ひとことで言うと |
|---|---|---|
| 自前サーバー | 機器を購入して自分で設置・管理する。初期費用が大きく、増減に手間がかかる。 | 自社ビルを建てる |
| Compute Engine | クラウド上の仮想マシンを借りる。すぐ用意でき、性能や台数の変更も手軽。使った分だけ課金。 | レンタルオフィスを借りる |
Compute Engineのメリット
Compute Engineは、規模の大小を問わず幅広く使われています。
- すぐに使い始められる
機器の購入や設置が不要で、数分で仮想マシンを立ち上げられます。 - 性能を自由に選べる
用途に合わせてCPUやメモリの大きさを選べ、後から変更もできます。 - 使った分だけの料金
稼働した時間に応じた課金なので、必要なときだけ使えば費用を抑えられます。 - 増減が簡単
アクセスが増えたら台数を増やすなど、負荷に応じて柔軟に対応できます。
Compute Engineが使われる場面
Compute Engineは、Webサイトやアプリのサーバー、データの集計・分析、機械学習の計算など、幅広い用途で使われています。細かな設定を自分でコントロールしたい場合に向いており、自前サーバーからクラウドへ移行する際の受け皿としてもよく選ばれます。AWSの「EC2」、Azureの「Virtual Machines」に相当するサービスです。
あわせて知っておきたい用語
- GCP(Google Cloud Platform):
Googleが提供するクラウドサービス群。Compute Engineはその一つです。 - 仮想マシン:
ソフトウェアで作られた仮想的なコンピューター。Compute Engineで借りられます。 - IaaS:
サーバーなどのインフラをインターネット越しに借りる形のサービスです。 - クラウド:
インターネット越しにコンピューター資源を借りる仕組みです。 - オートスケーリング:
負荷に応じて仮想マシンの数を自動で増減させる仕組みです。

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