ペアリング(Pairing)とは、Bluetoothなどの無線機器同士が、データをやり取りできるようにするために行う接続設定の作業のことです。イヤホンやマウス、スマートウォッチなどをスマートフォンやパソコンと初めて使うとき、多くの場合この作業が必要になります。
現実世界に例えると、ペアリングは初対面の相手と連絡先を交換する作業のようなものです。一度連絡先を交換しておけば、次回からは改めて自己紹介をしなくても、すぐに連絡を取り合えます。ペアリングも同様に、一度設定しておけば以降は自動的につながるようになります。
ペアリングの流れ
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1 | 機器をペアリングモード(接続待機の状態)にする |
| 2 | スマートフォンなど側の設定画面から周辺の機器を検索する |
| 3 | 表示された機器名を選び、必要であれば確認コードを承認する |
| 4 | 接続情報が保存され、以降は自動的に再接続される |
ペアリングと接続の違い
「ペアリング」は初回に行う登録作業を指し、「接続」は登録済みの機器同士が実際に通信を始めることを指します。一度ペアリングを済ませておけば、その後は電源を入れるだけで自動的に接続される仕組みになっている機器がほとんどです。
ペアリングがうまくいかないときは
他の機器と登録情報が重複していたり、機器が別のスマートフォンとつながったままになっていたりすると、ペアリングに失敗することがあります。一度登録情報を削除してから、改めてペアリングをやり直すことで解決する場合が多くあります。また、機器同士を十分近づけることも基本的な確認ポイントです。
NFCによる簡易ペアリング
近年は、BluetoothスピーカーなどにNFCを搭載し、機器同士を軽くかざすだけで面倒な手順を省いてペアリングできる製品も増えています。
身近なペアリングの例
ワイヤレスイヤホンとスマートフォン、パソコンとワイヤレスマウス・キーボード、車のカーナビとスマートフォンなど、ペアリングは身の回りの多くの機器で行われています。一度設定してしまえば、以降は電源を入れるだけで自動的につながるため、日常的に意識する場面は少ないかもしれません。
1台の機器を複数と使い分ける場合
イヤホンを複数のスマートフォンやパソコンで使い回したい場合、それぞれの機器とあらかじめペアリングを済ませておく必要があります。多くの機器は複数の登録先を記憶できますが、同時に接続できる台数には上限があるため、切り替えの操作が必要になることもあります。
安全に使うための注意点
ペアリング中は、周囲の意図しない機器と誤って接続してしまわないよう、確認コードの一致をきちんと確かめることが大切です。不要になった古い機器の登録情報は、定期的に削除しておくと管理がしやすくなります。

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