サブドメインとは、取得したドメインを分割して作る下位のドメインのことです。たとえば「example.com」というドメインを持っていれば、その前に文字を付け足して「blog.example.com」や「shop.example.com」といったアドレスを、追加費用なしで自由に作れます。
イメージとしては、サブドメインは自社ビルの中にフロアを分けるようなものです。土地と建物(ドメイン)は1つでも、2階は営業部、3階は開発部というように用途ごとに区切れば、それぞれ独立した空間として使えます。新しく土地を買わなくても部屋を増やせるのが利点です。
元になるドメインを取得していれば、サブドメインは基本的にいくつでも作成できます。設定はDNSで行い、追加のドメイン費用はかかりません。
ドメイン名の構造
Webサイトのアドレスは、区切りごとに意味を持っています。「blog.example.com」を例に整理すると次のとおりです。
| 部分 | 名称 | 役割 |
|---|---|---|
| blog | サブドメイン | 用途ごとの区分け |
| example | ドメイン名 | 取得した独自の名前 |
| com | トップレベルドメイン | 分類を示す部分 |
サブディレクトリとの違い
似たものにサブディレクトリがあります。これは「example.com/blog」のように、スラッシュで区切って階層を作る方式です。サブドメインが独立した別のサイトとして扱われやすいのに対し、サブディレクトリは同じサイトの一部とみなされます。
本体とはっきり性格の異なるコンテンツを置くならサブドメイン、本体と関連の深い内容ならサブディレクトリ——というのが、一般的な使い分けの目安です。
サブドメインの使いどころ
サブドメインは、1つのドメインを役割ごとに分けたいときに活躍します。ブログやオンラインショップを本体と分けて運営する、テスト用の環境を用意する、スマートフォン向けのサイトを分けるといった使い方が代表的です。
また、企業では部署ごとやサービスごとにサブドメインを割り当てることもあります。アドレスを見ただけで何のサイトかが分かるため、管理のしやすさという面でも役立ちます。
ちなみに、多くのWebサイトで見かける「www」も、実はサブドメインの一種です。慣習として長く使われてきたもので、付いていても付いていなくても同じページが表示されるよう設定されているサイトがほとんどです。
作成時の注意点
サブドメインを追加するには、DNSに設定を加える必要があります。設定が反映されるまでには数時間から一日程度かかることもあるため、公開日が決まっている場合は余裕をもって準備しておくと安心です。また、増やしすぎると管理が煩雑になるため、必要なものにしぼって運用するのが望ましいでしょう。

コメント