サブネットマスク(subnet mask)

サブネットマスク(subnet mask)とは、IPアドレスのうち「どこまでがネットワークの住所で、どこからが個々の機器の番号か」を区切るための数値のことです。「255.255.255.0」のような形で表され、IPアドレスとセットで設定されます。

現実世界でいえば、住所の「町名と番地の区切り」のようなものです。「キジトラ町3丁目5番地」という住所のうち、「キジトラ町3丁目」までが町内(ネットワーク部)で、「5番地」が家(ホスト部)——この区切り位置を示すのがサブネットマスクです。区切りが分かることで、相手が同じ町内(同じネットワーク)にいるのか、別の町(別のネットワーク)にいるのかを判断できます。

サブネットマスクの仕組み

IPアドレス(例:192.168.1.5)は、「ネットワーク部(所属するネットワークの住所)」と「ホスト部(その中での機器の番号)」でできています。サブネットマスクが「255.255.255.0」の場合、255の部分(192.168.1)がネットワーク部、0の部分(5)がホスト部という意味になります。「/24」のようにネットワーク部のビット数で表す書き方(CIDR表記)もよく使われます。

サブネットマスクの読み方の例

サブネットマスク 意味 つなげる機器の数
255.255.255.0(/24) 最初の3ブロックがネットワーク部。家庭で最も一般的。 最大254台
255.255.0.0(/16) 最初の2ブロックがネットワーク部。大きな組織向け。 最大約6万5千台
255.255.255.128(/25) ネットワークをさらに半分に分割した例。 最大126台

なぜ必要なのか

機器がデータを送るとき、まず「宛先は同じネットワーク内か、外か」を判断します。同じネットワーク内なら直接届けられますが、外であればルーター(デフォルトゲートウェイ)に転送を頼む必要があります。この判断の基準になるのがサブネットマスクです。また、大きなネットワークを部署ごとに小さく分割(サブネット化)して、通信の混雑や管理の負担を減らす用途でも使われます。

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