データセンター(Data Center)とは、サーバーやネットワーク機器などのITシステムを設置し、安定して運用するために作られた専用の施設のことです。企業のシステムやクラウドサービスを支える縁の下の力持ちとして、日々大量のデータの処理や保管を行っています。
身近な例に例えると、データセンターは「頑丈な金庫を備えた倉庫」のようなものです。大切な荷物であるデータを保管するだけでなく、火災や地震、停電といった万が一の事態にも備えた、頑丈で管理の行き届いた設備が整えられています。
データセンター図解
データセンターの設備
データセンターには、機器を24時間稼働させ続けるための無停電電源装置や自家発電設備、機器の熱を逃がすための空調設備、不正な侵入を防ぐための入退室管理システムなど、安定稼働とセキュリティを両立させるための設備が幾重にも備えられています。
データセンターの役割
企業が自社でサーバーを保有する場合や、クラウドサービスを提供する事業者が大量のサーバーを運用する場合など、いずれの場合もその土台となっているのがデータセンターです。クラウドサービスの普及により、その重要性はますます高まっています。
自社運用との違い
| 方式 | 特徴 |
|---|---|
| 自社に設置 | 手軽だが災害対策や空調管理の負担が大きい |
| データセンターに設置 | 専門設備が整っており、安定性やセキュリティが高い |
データセンターの立地
データセンターは、地震や水害の少ない地域や、電力を安定して確保できる場所などを考慮して建設されることが一般的です。近年では、寒さを活かして冷却のコストを下げられる地域に建設される例も増えています。
データセンターの規模
データセンターの規模はさまざまで、企業が自社用に運営する小規模な施設から、多数の企業のサーバーを一手に引き受ける大規模な施設まで存在します。近年では、GoogleやAmazonといった巨大IT企業が、サッカー場ほどの広さを持つ大規模なデータセンターを世界各地に建設し、クラウドサービスの基盤としています。
データセンターの利用形態
データセンターを利用する形態には、フロアや部屋を丸ごと借りる「専有型」と、サーバーを設置するスペースだけを借りる「ハウジング」、事業者が用意したサーバー自体を借りる「ホスティング」などがあります。自社の予算や規模に応じて利用形態を選べるため、幅広い企業に活用されています。
あわせて知っておきたい用語
- サーバー(Server):
データの保存や処理を行い、他のコンピューターに機能を提供するコンピューターのことです。 - クラウド(Cloud):
インターネットを経由して、IT資源を必要な分だけ利用できる仕組みのことです。 - UPS(無停電電源装置):
停電が発生した際にも、一定時間電力供給を維持する装置のことです。 - オンプレミス:
自社の施設内にサーバーなどを設置し、自ら運用・管理する形態のことです。 - ハウジング:
データセンター内のスペースを借り、自社のサーバーを設置してもらうサービスのことです。


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