サーバー(Server)とは、ネットワークを通じて他のコンピューターからの要求に応じ、データの提供や処理を行うコンピューターのことです。英語で「給仕する人」を意味する言葉で、要求する側の「クライアント」に対してサービスを提供する役割を担っています。
身近な例に例えると、サーバーは「注文を受けて料理を運ぶ店員」のようなものです。お客さんであるクライアントから注文(要求)を受け取り、それに応じた料理(データ)を用意して届ける、この一連の流れがサーバーの働きにあたります。
サーバーの仕組み
サーバーは、あらかじめ決められた手順に従って、クライアントから届いた要求を受け取り、必要な処理を行ったうえで結果を返すという動作を繰り返しています。1台のサーバーが同時に多数のクライアントからの要求に対応することも珍しくなく、高い処理能力が求められます。
サーバーの種類
Webページを表示するための「Webサーバー」、メールの送受信を行う「メールサーバー」、ファイルを保存・共有するための「ファイルサーバー」など、提供する機能によってさまざまな種類のサーバーがあります。1台のコンピューターが複数の役割を同時に担う場合もあります。
クライアントとの違い
| 役割 | 特徴 |
|---|---|
| サーバー | 要求に応じてサービスを提供する側 |
| クライアント | サービスを要求し、利用する側 |
サーバーの形態
サーバーには、自社内に設置する「物理サーバー」のほか、クラウド上に用意された仮想的な「クラウドサーバー」もあります。近年は初期費用を少なくでき、必要に応じて性能を柔軟に増減できるクラウドサーバーを利用する企業が増えてきています。
サーバーの安定稼働
サーバーは多くの利用者が同時にアクセスするため、途中で停止してしまうとサービス全体に大きな影響が及びます。そのため、24時間365日、安定して稼働し続けることが強く求められ、複数台を用意して1台が故障しても他が代わりに稼働する「冗長化」という仕組みが取り入れられることもあります。
身近なサーバーの例
普段何気なく見ているWebサイトの閲覧やメールの送受信、動画配信サービスの視聴なども、その裏側では必ずどこかのサーバーが要求に応えて動いています。私たちが意識することは少ないものの、インターネットを利用するあらゆる場面で、サーバーは欠かせない存在となっています。
あわせて知っておきたい用語
- クライアント(Client):
サーバーに対してサービスを要求し、利用する側のコンピューターのことです。 - データセンター(Data Center):
サーバーなどのIT機器を設置し、安定して運用するための専用施設のことです。 - クラウド(Cloud):
インターネットを経由して、IT資源を必要な分だけ利用できる仕組みのことです。 - ネットワーク:
複数のコンピューターを接続し、データをやり取りできるようにした仕組みのことです。 - Webサーバー:
Webページのデータを保管し、要求に応じて配信するサーバーのことです。

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