RDB(リレーショナルデータベース/Relational Database)とは、データを行と列からなる表(テーブル)の形で管理し、複数の表同士を関連付けて扱うデータベースの方式のことです。企業の顧客管理や在庫管理をはじめ、非常に幅広い分野で使われている代表的なデータベースの形式です。
現実世界に例えると、RDBは互いに紐づいた住所録と注文台帳のようなものです。住所録には顧客の情報を、注文台帳には注文の情報をそれぞれ記録し、顧客番号を頼りに両方を照らし合わせることで、「誰が何を注文したか」をすぐに把握できます。
RDBの基本的な仕組み
RDBでは、それぞれの表に「主キー」と呼ばれる、1件のデータを一意に特定するための項目を設けます。そして、別の表の主キーを参照する「外部キー」を使うことで、表同士を関連付けます。この関連付けにより、複数の表に分かれたデータを組み合わせて扱えるようになります。
RDBの主な特徴
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 構造が明確 | あらかじめ表の形式(列の種類など)を決めて使う |
| データの整合性 | 正規化やトランザクションにより矛盾が起きにくい |
| SQLで操作 | 共通の命令文の言語でデータを扱える |
代表的なRDB製品
RDBを実現するソフトウェアは「RDBMS」と呼ばれ、MySQL、PostgreSQL、Oracle Database、SQL Serverなど、さまざまな製品が広く使われています。無償で使えるものから、企業向けの大規模なものまで選択肢は幅広くあります。
RDBとNoSQLの違い
近年は、表形式にとらわれない「NoSQL」と呼ばれる方式も普及しています。データの整合性や複雑な関連付けを重視する場面ではRDBが、大量のデータを柔軟な形式で高速に扱いたい場面ではNoSQLが、それぞれ選ばれる傾向にあります。
RDBが選ばれる場面
顧客情報と注文情報、在庫情報のように、複数の情報が密接に関連し合い、正確な整合性が求められるシステムでは、表同士をきちんと関連付けて管理できるRDBの強みが発揮されます。会計や金融のように、データの矛盾が許されない分野で特に重視されています。
RDBを操作する言語
RDBに対する指示は、多くの場合「SQL」と呼ばれる共通の命令文の言語を使って行われます。製品ごとに細かな違いはあるものの、基本的な書き方は共通しているため、一度覚えれば複数のRDB製品に応用しやすいという利点もあります。

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