UPS(無停電電源装置)

UPS(無停電電源装置)とは、停電や電源トラブルが起きたときに、内蔵バッテリーから一時的に電気を供給し続ける装置のことです。「Uninterruptible Power Supply」の略で、機器がいきなり電源を失うのを防ぎます。突然の停電でもすぐには止まらず、安全に作業を保存したり機器を正しく終了したりする時間を稼げます。「ユーピーエス」と読みます。

現実世界でいえば、電気の「非常用の予備タンク」や「浮き輪」のようなものです。急に水(電気)の供給が止まっても、予備タンクからしばらく水を送り続けてくれるので、あわてず対応できます。UPSも、停電の瞬間にすかさずバッテリーへ切り替え、機器を止めずに支えてくれます。切り替わりは一瞬で行われるため、使っている人が停電に気づかないことも珍しくありません。

UPS図解

UPS図解

UPSの役割

UPSは、停電による突然のシャットダウンから機器やデータを守るために使われます。おもな役割は次のとおりです。

  • 停電時の電力供給
    バッテリーから一時的に電気を送り続けます。
  • 安全な終了の時間確保
    データ保存や正しい終了の余裕を生みます。
  • 電圧の安定化
    電圧の乱れをならし、機器を保護します。

UPSでできること

UPSが供給できる電力は数分程度と限られていますが、その短い時間が重要です。停電直後の対応を整理すると次のようになります。

できること 内容
データの保存 作業中の内容を失わずに保存できる。
安全なシャットダウン 機器を正しい手順で終了できる。
自家発電への切替時間 非常用電源に切り替わるまでをつなぐ。

UPSが使われる場面

UPSは、止まると困る機器のそばで幅広く使われています。サーバーやネットワーク機器、店舗のレジ、医療機器などが代表例です。これらは突然電源が切れるとデータが壊れたり、業務が止まったりする恐れがあります。UPSがあれば、停電してもあわてず安全に対処するための「数分間」を確保できます。あくまで一時的な電源であり、長時間の電力を賄うものではない点は理解しておきましょう。

あわせて知っておきたい用語

  • サーバー(Server)
    サービスを提供する側のコンピュータ。UPSで保護されることが多いです。
  • バッテリー
    電気をためておく装置。UPSの心臓部です。
  • シャットダウン
    コンピュータを正しい手順で終了することです。
  • ハードウェア
    コンピュータを構成する物理的な機器の総称です。
  • 停電
    電力の供給が止まること。UPSはこれに備える装置です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました