Unicode(ユニコード)とは、世界中のあらゆる文字を、一つの共通ルールでまとめて扱えるようにした文字コードの規格のことです。文字コードとは、文字をコンピュータが扱える数値に対応づけるための決まりです。かつては国や言語ごとに別々の文字コードが使われ、文字化けの原因になっていました。Unicodeは、日本語・英語・中国語から絵文字まで、すべてに固有の番号を割り当てることで、この問題を解決しました。「ユニコード」と読みます。
現実世界でいえば、世界中の文字を集めた「巨大な共通の名簿」のようなものです。国ごとにばらばらの名簿を使っていると、同じ番号が別の人を指してしまい混乱します。そこで、世界中の人に重複しない通し番号を一つずつ割り当てておけば、どこでも同じ番号で同じ人を特定できます。Unicodeは、文字に対してこの「世界共通の通し番号」を用意したものです。
Unicodeの特徴
Unicodeは、世界中の文字を一つの体系で扱えるようにした点が最大の特徴です。おもな特徴を整理します。
- 世界の文字を網羅
多くの言語の文字や記号、絵文字まで扱えます。 - 文字化けを防ぐ
共通の番号を使うため、環境が変わっても正しく表示されます。 - 拡張され続けている
新しい文字や絵文字が、今も追加されています。
Unicodeと符号化方式
Unicodeは「文字に番号を割り当てる」規格で、その番号を実際にどうデータとして表すかは「符号化方式」で決めます。代表的な方式を整理します。
Unicodeが生まれた理由
Unicodeが登場する前は、国や言語ごとに独自の文字コードが使われていました。日本には日本語用の、他の国にはその国用のコードがあり、同じ番号が国によって別の文字を指すことも珍しくありませんでした。そのため、異なる環境でデータをやり取りすると文字化けが起こりやすかったのです。こうした混乱を根本から解決するため、「世界中の文字を一つの体系にまとめよう」という発想からUnicodeが作られました。多言語が飛び交う現代のインターネットにとって、なくてはならない土台となっています。
Unicodeが使われる場面
Unicodeは、今やパソコンやスマートフォン、Webサイトなど、文字を扱うほぼすべての場面で使われています。多言語のWebページやSNS、メールで、さまざまな国の文字や絵文字が問題なく表示できるのは、Unicodeのおかげです。かつて頻繁に起きていた文字化けが大きく減ったのも、この共通ルールが広まったことによります。世界中の情報をつなぐ、文字の共通基盤として、現代のITを支える重要な存在となっています。

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