APサーバー(エーピーサーバー)とは、Webシステムの中で、業務処理やデータ加工といったアプリケーションの中心的な処理を実行するサーバーのことです。「アプリケーションサーバー」の略で、Webサーバーとデータベースサーバーの間に立って、システムの「頭脳」の役割を担います。
現実世界でいえば、レストランの「厨房」のようなものです。お客様の注文を受け付けるホール係(Webサーバー)から依頼を受け、食材庫(データベース)から材料を取り出して料理を作り、完成した料理をホール係に渡します。注文内容に応じて実際に手を動かして成果物を作る、システムの中心的な働き手です。
APサーバー図解
APサーバーの役割
APサーバーは、利用者からの要求に応じてプログラムを実行し、結果を組み立てて返します。たとえばネットショッピングで「注文を確定する」を押すと、在庫の確認、金額の計算、注文データの登録といった一連の処理を行うのがAPサーバーです。処理に必要なデータの読み書きは、データベースサーバーに依頼します。
Web3層構造での位置づけ
企業のWebシステムは、役割の異なる3種類のサーバーを組み合わせた「Web3層構造(3層アーキテクチャ)」で作られるのが一般的です。
| サーバー | 役割 | レストランに例えると |
|---|---|---|
| Webサーバー | ブラウザからの要求を受け付け、画面(HTML)や画像を返す窓口。 | 注文を受けるホール係 |
| APサーバー | 業務処理やデータ加工などアプリの中心的な処理を実行する。 | 料理を作る厨房 |
| DBサーバー | データの保存・検索を専門に担当する。 | 食材をしまう食材庫 |
役割を分けることで、アクセス増への対応(サーバーの追加)や障害時の切り分けがしやすくなり、セキュリティ面でも大切なデータを奥に守れるという利点があります。
代表的なAPサーバー製品
APサーバーには、Java系のTomcatやWildFly、商用のWebLogicやWebSphereなどがあります。小規模なシステムでは、Webサーバーの機能とAPサーバーの機能を1台にまとめて動かすことも珍しくありません。


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