DBサーバー(データベースサーバー)

DBサーバー(データベースサーバー)とは、データをまとめて保管し、求めに応じて取り出したり書き換えたりする役目に専念するサーバーのことです。Database Serverの略で、業務システムのほとんどが、裏側にこれを持っています。

現実世界に例えると、DBサーバーは整理の行き届いた書庫と司書のようなものです。利用者が棚を探し回るのではなく、「この条件に合う資料を」と頼めば、司書が探して渡してくれます。しまい方も出し方も、司書が一手に引き受けます。

DBサーバー図解

DBサーバー図解

3つのサーバーの役割分担

種類 主な役割 置いてあるもの
Webサーバー 画面を返す HTMLや画像
APサーバー 処理を実行する 業務のプログラム
DBサーバー データを預かる 顧客情報や売上

なぜ分けるのか

一台にまとめることもできますが、分けるのが一般的です。データの読み書きは他とは性質の違う重い処理で、専用の機械に任せたほうが全体が安定します。加えて、大切なデータを外部から直接触れない奥まった場所へ置ける、という安全上の理由もあります。

何をしているのか

やり取りは決まった言葉で行われます。「この条件に合う行を出して」「この値を書き換えて」という指示をSQLという言語で受け取り、結果を返します。指示を出すのは人ではなく、たいていはAPサーバーの上で動いている業務プログラムです。

同時に触られても壊れない

地味ですが要になる働きです。何十人が同時に同じデータを書き換えようとしても、内容が食い違わないよう順番を整理する仕組みが備わっています。処理の途中で失敗したときは、そこまで書いたぶんをまとめて取り消し、始める前の状態へ戻します。

速さを支える索引

データが増えるほど、探す時間が問題になります。本の索引にあたる「インデックス」をあらかじめ作っておくことで、全部を順に見なくても目的の行へたどり着けます。これが無いと、件数が増えた途端に急に遅くなる、という事態が起こります。

止まると全部が止まる

構成上の弱点です。Webサーバーは何台か並べて片方が落ちても続けられますが、DBサーバーは同じようにはいきません。データという一つの実体を扱っているためです。そこで二台一組にして常に内容を写し合い、片方が落ちたら引き継ぐ構成が取られます。

バックアップが命綱

ここを軽く見ると痛い目を見ます。機械は交換できても、消えたデータは戻りません。定期的な複製に加え、消えた時点の直前まで復元できるよう変更の記録を残しておくのが基本です。実際に復元できるかを試しておくことも、同じくらい欠かせません。

自分で建てないことも増えた

近年の変化です。クラウド事業者が用意した仕組みを借りれば、機械の面倒や複製の設定をまとめて任せられます。自分で建てるより費用はかかりますが、運用に人手を割かずに済みます。規模や体制に応じて、どちらにするかを選ぶことになります。

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