bps(Bits Per Second)

bps(Bits Per Second)とは、1秒間に何ビットのデータを転送できるかを表す、通信速度の単位です。数値が大きいほど、同じ時間でより多くのデータを送受信できる、つまり通信が速いことを意味します。

現実世界に例えると、bpsは「水道管を1秒間に流れる水の量」のようなものです。管が太ければ一度にたくさんの水が流れるように、bpsの数値が大きいほど、より多くのデータが一気に流れていくイメージです。

bps図解

bps図解

bps図解

名前の由来

「bps」は英語の「Bits Per Second」の頭文字を取ったもので、そのまま「1秒あたりのビット数」という意味です。ビットとは、コンピュータが扱うデータの最小単位のことで、0か1のどちらかを表します。

単位

単位の読み方

単位 読み方 目安
Kbps キロビット毎秒 bpsの約1000倍。かつての電話回線などの速度
Mbps メガビット毎秒 Kbpsの約1000倍。一般的な家庭用回線の速度
Gbps ギガビット毎秒 Mbpsの約1000倍。光回線などの高速な回線
Tbps テラビット毎秒 Gbpsの約1000倍。

bpsをバイト毎秒に換算する

回線の表示速度 理論上の毎秒転送量 1GBの受信にかかる時間
10Mbps 約1.25MB/s 約13分
100Mbps 約12.5MB/s 約1分20秒
1Gbps 約125MB/s 約8秒
10Gbps 約1.25GB/s 約1秒

8で割ればバイト毎秒になります。ただし通信の制御に使われる分があるため、実際にはこの数値より少なくなります。

バイト(B/s)との違い

混同しやすいのが、ファイルサイズなどで使われる「バイト」との違いです。1バイトは8ビットに相当するため、100Mbpsの回線で実際にダウンロードできる速さは、単純計算で約12.5MB/s(メガバイト毎秒)になります。通信速度は小文字の「b」でビット、ファイルサイズは大文字の「B」でバイトと使い分けられている点に注意が必要です。

実際の通信速度との関係

回線契約に記載されている「最大1Gbps」といった数値は、あくまで理論上の最大値(ベストエフォート)であり、実際に出る速度とは異なります。通信機器の性能や配線の状態、同時に利用している人の数などによって、実測値は理論値を下回るのが一般的です。

上りと下りの速度

通信速度は、データを受け取る方向の「下り(ダウンロード)」と、送り出す方向の「上り(アップロード)」で別々に表されるのが一般的です。Webページの閲覧や動画視聴は主に下りを使うため、家庭向けの回線では下りの速度を重視した設計になっていることが多くあります。一方、オンライン会議で自分の映像を送る場合や、大きなファイルを送信する場合には、上りの速度も重要になります。

用途ごとの目安

必要な通信速度は用途によって異なります。Webページの閲覧やメールであれば数Mbps程度でも快適に使える一方、高画質な動画の視聴やオンライン会議では、より安定した速度が求められます。契約プランを選ぶ際は、自分の使い方に見合った速度かどいかを確認するとよいでしょう。

用途 目安となる速度
メール・ウェブ閲覧 1〜10Mbps
音楽の再生 1Mbps前後
動画(標準画質) 3Mbps程度
動画(高画質) 5〜8Mbps
動画(4K) 25Mbps以上
ビデオ会議 上り下りとも2〜4Mbps
オンラインゲーム 30Mbps程度。速度より応答の速さが重要

あわせて知っておきたい用語

  • ビット(Bit)
    コンピュータが扱うデータの最小単位で、0か1を表します。
  • バイト(Byte)
    8ビットをまとめた単位で、ファイルサイズなどに使われます。
  • 帯域幅
    ネットワークが一度に送受信できるデータ量の上限のことです。
  • ベストエフォート
    最大速度は保証せず、可能な範囲で最善を尽くす提供方式です。

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