コマンドプロンプト(Command Prompt)

コマンドプロンプト(Command Prompt)とは、Windowsに標準搭載されている、文字による命令(コマンド)を入力してコンピューターを操作するための画面のことです。マウスでアイコンをクリックする代わりに、キーボードから文字を打ち込むことで、直接コンピューターに指示を伝えることができます。

現実世界に例えると、コマンドプロンプトは受付の窓口に直接用件を伝える場のようなものです。案内表示を見ながら順番に手続きを進めるのではなく、慣れた人であれば、必要な用件をその場で的確に伝えて素早く済ませることができます。

コマンドプロンプトの起動方法

方法 内容
検索から起動 スタートメニューで「cmd」と入力する
ファイル名を指定して実行 「cmd」と入力してEnterキーを押す

コマンドプロンプトでできること

コマンドプロンプトでは、ファイルの一覧表示やコピー・削除、ネットワークの接続状況の確認など、さまざまな操作を文字入力だけで実行できます。画面を何度もクリックする必要がなく、一連の作業を素早くまとめて行える点が特徴です。

PowerShellとの違い

Windowsには、コマンドプロンプトよりも新しく、より高度な処理が行える「PowerShell」という後継的なツールも搭載されています。コマンドプロンプトは古くからある形式で、簡単な操作や従来からのコマンドを使う場面で今も利用されています。目的に応じてどちらを使うかを選べる点も特徴です。

管理者権限での実行

設定の変更など、システムに深く関わる操作を行う際には、「管理者として実行」を選んでコマンドプロンプトを起動する必要があります。通常の起動では実行できないコマンドも、管理者権限があれば操作できるようになります。

トラブル対応での活用

ネットワークの接続確認を行う「ping」コマンドなど、パソコンの不具合を調べる際にコマンドプロンプトが役立つ場面も多くあります。サポート窓口の案内に沿って、特定のコマンドを入力する機会に出会うこともあるでしょう。

よく使われるコマンドの例

ファイルの一覧を表示する「dir」や、フォルダを移動する「cd」、通信先までの経路を調べる「tracert」など、基本的なコマンドを少しずつ覚えておくと、いざという時の対応の幅が広がります。

画面が黒い理由

コマンドプロンプトの画面は、初期設定では黒い背景に白い文字が表示されるようになっています。見た目の物々しさから難しそうな印象を受けがちですが、表示や配色は設定から変更することも可能です。文字の大きさやフォントも好みに合わせて調整できます。

あわせて知っておきたい用語

  • コマンド
    コンピューターに処理の実行を指示する文字列です。
  • PowerShell
    コマンドプロンプトより高度な処理が行える後継ツールです。
  • ターミナル
    コマンドを入力してコンピューターを操作するための画面です。
  • 管理者権限
    システムの重要な設定を変更できる権限のことです。

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