ツイストペアケーブル(Twisted Pair Cable)とは、2本の銅線をより合わせて(ツイストして)ペアにしたケーブルのことです。ノイズに強く扱いやすいため、有線LAN(LANケーブル)の中身として最も広く使われています。別名「より対線(よりついせん)」ともいいます。
現実世界でいえば、2人が腕をしっかり組んで歩くと、横からぶつかられても体勢が崩れにくくなるのに似ています。線どうしをより合わせることで、外からの電気的な邪魔(ノイズ)を打ち消し合い、信号が乱れにくくなります。
なぜより合わせるのか
2本の線をより合わせると、それぞれの線が受けるノイズがほぼ同じになり、互いに打ち消し合います。これによって、より合わせていない線よりもずっと安定した通信ができます。この工夫がツイストペアケーブルの名前の由来です。
UTPとSTPの違い
ツイストペアケーブルには、シールド(金属の覆い)の有無によって主に2種類があります。
| 種類 | 特徴 | おもな用途 |
|---|---|---|
| UTP | シールドなし。安価で軽く扱いやすい。 | 一般家庭・オフィス |
| STP | シールドあり。ノイズにより強いが高価。 | 工場などノイズの多い場所 |
カテゴリ(規格)
ツイストペアケーブルには「カテゴリ(Cat)」という規格があり、数字が大きいほど高速な通信に対応します。用途に合ったカテゴリを選ぶことが大切です。
| カテゴリ | 最大速度の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| Cat5e | 1Gbps | 広く普及した標準的な規格。 |
| Cat6 | 1〜10Gbps | より高速で安定した通信向け。 |
| Cat6A | 10Gbps | 長距離でも高速通信に対応。 |
あわせて知っておきたい用語
- LANケーブル:
機器をネットワークにつなぐケーブル。中身はツイストペアが主流です。 - LAN:
建物内など限られた範囲のネットワーク。 - イーサネット(Ethernet):
有線LANで広く使われる通信規格。 - RJ-45:
LANケーブルの端についているコネクタの規格。

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