Windowsサービス(Windows Service)とは、画面を持たず、Windowsの裏側で動き続けるプログラムのことです。パソコンを起動すると自動で立ち上がり、誰もログインしていなくても働き続けます。
現実世界に例えると、Windowsサービスはビルの設備室で動いている機械のようなものです。空調も給水も、使う人が意識することはありませんが、止まれば途端に困ります。表に出てこないだけで、建物を支えているのはこちらです。
Windowsサービス図解
普通のアプリとの違い
| 項目 | 普通のアプリ | Windowsサービス |
|---|---|---|
| 画面 | ある | ない |
| 起動 | 人が立ち上げる | 自動で立ち上がる |
| ログイン | 必要 | 不要 |
| 終了 | 閉じれば終わる | 止めるまで動き続ける |
どんなものが動いているのか
意識していないだけで、数は多くあります。ウイルス対策の監視、印刷の受け付け、Windows Updateの確認、ネットワークの管理、時刻の同期。パソコン一台で百を超えるサービスが登録されているのが普通です。
どこで確認するか
一覧は「サービス」という管理画面で見られます。検索欄に「サービス」と入れて開くか、タスクマネージャーの「サービス」タブからもたどれます。それぞれの状態が「実行中」なのか「停止」なのか、起動の種類が自動か手動かを、ここで確認できます。
起動の種類
立ち上がり方は選べます。「自動」はパソコンの起動と同時に、「自動(遅延開始)」は起動が落ち着いてから、「手動」は必要になったときだけ、「無効」は動かさないという区分です。すぐ要らないものを遅延開始にすると、起動直後の重さが和らぐことがあります。
止まると何が起きるか
目に見えない不調の原因になります。印刷ができない、時刻がずれる、ネットワークにつながらない。こうした症状の裏で、関係するサービスが止まっていることがあります。心当たりのないトラブルでは、この一覧を確認する価値があります。
むやみに止めないこと
「動作を軽くしたい」と考えて手を出す人がいますが、注意が要ります。互いに依存し合っているものが多く、一つ止めると別の機能まで動かなくなることがあります。得られる効果は小さく、失敗したときの影響は大きい。触らないのが賢明です。
不審なサービスに注意
安全面での話もあります。裏で動き続け、ログインしていなくても働くという性質は、悪意のあるプログラムにとっても都合が良いものです。身に覚えのない名前が「自動」で登録されていないか、たまに眺めておくと気づきの助けになります。
自分で作ることもできる
開発の場面では、自作することもあります。決まった時刻に処理を走らせたい、常時何かを監視させたいといった用途で、業務システムの部品として作られます。ただし画面が無いぶん、不具合の調査は記録に頼ることになり、作り方に工夫が要ります。


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