インターネット(Internet)とは、世界中にある無数のネットワークどうしを相互につないだ、巨大なネットワークの集まりのことです。特定の誰かが所有・運営しているものではなく、各国の通信事業者や組織が持つ網が、共通の決まりごとに従ってつながり合うことで成り立っています。
現実世界に例えると、インターネットは世界中に張りめぐらされた道路網のようなものです。国道も市道も私道も、規格に沿って作られているからこそ一本につながり、どこからどこへでも荷物を運べます。全体を管理する持ち主はいませんが、標識や交通ルールは共通です。
インターネット図解
名前の由来
インターネットという言葉は、「inter(〜の間の)」と「network(網)」を組み合わせたものです。つまり「ネットワークとネットワークをつなぐもの」という意味になります。個々のネットワークが主役であり、それらを橋渡しする働きこそが本質だという成り立ちが、名前によく表れています。
中心となる装置が存在しない
インターネットには、全体を束ねる中央のコンピューターがありません。網の目のように経路が張られており、途中のどこかが使えなくなっても、別の道を選んで通信が続けられる構造になっています。一部の故障が全体の停止につながらないこの仕組みは、設計当初から重視されてきた考え方です。
共通の決まりごとで成り立つ
| 決まりごと | 役割 |
|---|---|
| IPアドレス | 機器を識別するための番号。住所にあたる |
| DNS | 覚えやすい名前をIPアドレスへ変換する |
| TCP/IP | データを分割して確実に運ぶための取り決め |
| HTTP | ウェブページをやり取りするための取り決め |
誰のものでもない
インターネットそのものを所有する企業や国は存在しません。ただし、住所にあたるIPアドレスやドメイン名が世界で重複しないよう、割り当てを調整する国際的な組織はあります。運営の主体は分散しつつ、混乱を防ぐ最低限の調整だけが行われている、という形です。
ウェブとは別のもの
混同されやすいのですが、インターネットは通信の土台であり、ウェブ(World Wide Web)はその上で動く仕組みのひとつにすぎません。メールやビデオ通話、機器どうしの通信など、ウェブを使わないインターネットの利用も数多くあります。道路と、その道路を走る宅配便のような関係です。
どうやってつながっているのか
家庭や会社の回線は、まずプロバイダの設備につながります。プロバイダどうしはさらに大きな回線で結ばれ、国をまたぐ通信は海底に敷かれた光ケーブルを通って運ばれます。無線に見えるスマートフォンの通信も、基地局から先はこうした有線の網に合流しています。
生まれた経緯
もとは研究機関どうしを結ぶ実験的なネットワークとして始まりました。1990年代に一般へ開放され、ウェブの登場と個人向け回線の普及が重なったことで、爆発的に広まりました。数十年で、社会の基盤と呼べるところまで一気に育った技術です。
止まらないための工夫
これだけ多くの人が使う仕組みでありながら、全体が止まることはめったにありません。経路が幾重にも用意され、混雑や障害が起きても迂回できるようになっているためです。とはいえ、海底ケーブルの切断や大きな設備の障害が、広い範囲に影響を及ぼす例はあります。


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