WindowsServer(ウィンドウズサーバー)とは、マイクロソフトが提供するサーバー専用のOSのことです。普段私たちが使うWindows(Windows 11など)の業務用・サーバー版にあたり、社内のファイル共有、アカウント管理(Active Directory)、Webサーバーなど、企業ネットワークの中核を担います。
現実世界でいえば、一般のWindowsが「家庭のキッチン」だとすると、Windows Serverは「業務用の厨房」のようなものです。見た目や基本の使い方は似ていますが、大人数分の注文(多数の同時アクセス)を長時間さばき続けられる耐久性と、業務用の専門設備(サーバー機能)を備えています。
Windows Serverの主な役割
- Active Directory(アカウント管理)
社員のIDやPCを一元管理する、企業ネットワークの心臓部です。 - ファイルサーバー
部署共有のフォルダを提供し、アクセス権を細かく管理します。 - Webサーバー(IIS)
社内システムやASP.NETアプリの動作環境になります。 - データベースサーバー
SQL Serverなどを載せて、業務データを管理します。
通常のWindowsとの違い
| 項目 | Windows (クライアント版) |
Windows Server |
|---|---|---|
| 用途 | 個人の作業用 | サービスの提供・常時稼働 |
| 同時接続 | 少数(個人利用前提) | 多数の同時接続に対応 |
| 機能 | Officeやゲームなど個人向け | AD・IISなどサーバー機能 |
| ライセンス | PC単位 | コア数+接続数(CAL)で課金 |
Linuxとの使い分け
サーバーOSのもう1つの主役がLinuxです。Windows Serverは、Active DirectoryやSQL Serverなどマイクロソフト製品との連携、画面操作での管理のしやすさが強みで、社内システムの基盤として広く使われます。一方、Webサービスの公開サーバーでは、無償で軽量なLinuxが選ばれることが多く、適材適所で併用されるのが実情です。
Windows Serverの歴代バージョン
Windows Serverは、これまでに以下のようなバージョンがリリースされてきました。延長サポート終了日を過ぎると、セキュリティ更新プログラムの提供も基本的に終了します。
| バージョン | リリース日 | 延長サポート終了日 |
|---|---|---|
| Windows Server 2003 | 2003年5月28日 | 2015年7月14日 |
| Windows Server 2008 | 2008年5月6日 | 2020年1月14日 |
| Windows Server 2008 R2 | 2009年10月22日 | 2020年1月14日 |
| Windows Server 2012 | 2012年10月30日 | 2023年10月10日 |
| Windows Server 2012 R2 | 2013年11月25日 | 2023年10月10日 |
| Windows Server 2016 | 2016年10月15日 | 2027年1月12日 |
| Windows Server 2019 | 2018年11月13日 | 2029年1月9日 |
| Windows Server 2022 | 2021年8月18日 | 2031年10月14日 |
| Windows Server 2025 | 2024年11月1日 | 2034年11月14日 |
日付はMicrosoft公式のライフサイクル情報に基づいています。Windows Server 2012・2012 R2など、延長サポート終了後も有償の「拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)」を契約すれば、追加でセキュリティ更新を受けられる場合があります。
あわせて知っておきたい用語
- OS:
コンピュータの基本ソフト。Windows Serverはサーバー用のOSです。 - Active Directory:
Windows Serverの代表的な機能。アカウントの一元管理を担います。 - IIS:
Windows Serverに搭載されるWebサーバー機能です。 - Linux:
もう1つの主要サーバーOS。用途に応じて使い分けられます。

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