UUID(ユーユーアイディー/汎用一意識別子)とは、世界中で重複しないように作られる識別用の番号(ID)のことです。「Universally Unique Identifier」の略で、36文字の英数字(例: 550e8400-e29b-41d4-a716-446655440000)で表されます。特別な管理役がいなくても、それぞれの機器が勝手に生成しても重複しない点が大きな特徴です。
現実世界でいえば、世界に一つだけの「重ならない整理番号」のようなものです。膨大な数の組み合わせがあるため、別々の場所で誰かが同時に番号を作っても、まず同じ番号になることはありません。中央で番号を割り振る受付がいなくても、各自が自由に発行できる便利な仕組みです。その組み合わせは約340澗(かん)通りという想像を絵する数にのぼり、世界中で毎秒大量に発行しても重複はまず起こらないとされています。
UUIDの特徴
UUIDは、大量のデータを扱うシステムで一意性を保つのに役立ちます。
- 重複しにくい
組み合わせが天文学的な数なので、ほぼ重ならないです。 - 管理役が不要
中央で番号を発行しなくても、各機器が独自に作れます。 - 世界共通で使える
決まった形式なので、どのシステムでも扱えます。
連番との違い
データにIDを付ける方法には、UUIDのほかに「1、2、3…」と順番に振る連番があります。それぞれ長所と短所があります。
| 方式 | 特徴 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| UUID | 長いが重複せず、分散環境に強い。 | 複数サーバーやアプリ連携 |
| 連番 | 短く分かりやすいが、管理役が必要。 | 一つのデータベース内 |
UUIDが使われる場面
UUIDは、複数のサーバーやアプリが連携する大規模なシステムで特に重宝されます。それぞれが独立してIDを作っても衝突しないため、後からデータを統合しても問題が起きにくいのです。データベースの主キーや、ファイル・機器の識別など、「絶対に重複させたくない場面」で幅広く利用されています。身近なところでは、スマートフォンアプリのデータ管理や、ソフトウェアのインストール識別、オンラインサービスのユーザー管理など、私たちが気づかないうちに数多くの場面でUUIDが活躍しています。生成の方法にはいくつかの種類(バージョン)があり、用途に応じて使い分けられています。

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