マウント(Mount)とは、ハードディスクやUSBメモリ、ネットワーク上の保存領域などを、コンピュータが使える状態にして特定の場所に結びつける操作のことです。マウントすることで、その保存領域の中身をフォルダのように開いて読み書きできるようになります。「マウントする」という動詞の形でよく使われます。
現実世界でいえば、外から持ってきた「引き出しを棚の空きスペースにはめ込む」ような作業です。引き出し(保存領域)を棚(システム)の決まった場所に取り付けて初めて、中の書類を出し入れできます。はめ込む前の引き出しは、そこにあっても中身を使えません。取り付ける操作がマウント、取り外す操作が「アンマウント」です。
マウントのしくみ
マウントは、保存領域とシステム上の特定の場所(マウントポイント)を対応づける操作です。これにより中身にアクセスできるようになります。
- 保存領域を認識させる
ディスクやメモリをシステムに使わせます。 - 場所に結びつける
決まったフォルダを通して中身を開けます。 - 取り外しはアンマウント
安全に切り離してから抜くのが基本です。
マウントとアンマウント
マウントと、その逆の操作であるアンマウントは対になっています。特にUSBメモリなどは、いきなり抜くとデータが壊れることがあるため、アンマウントが大切です。
| 操作 | 意味 |
|---|---|
| マウント | 保存領域を結びつけ、使える状態にする。 |
| アンマウント | 安全に切り離し、取り外せる状態にする。 |
マウントが使われる場面
マウントは、LinuxなどのサーバーOSでよく登場する操作です。外付けディスクやネットワーク上の共有フォルダを使うときには、まずマウントが必要になります。WindowsやMacでは、USBメモリを挿すと自動でマウントされ「ドライブ」として表示されるため、意識せず使っていることも多いものです。クラウドやコンテナ技術の「Docker」でも、データを保存領域と結びつける際にマウントという言葉が使われ、現代のIT環境で幅広く登場する基本操作です。

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