REST API(レストエーピーアイ/RESTful API)とは、「REST」と呼ばれる設計の考え方に沿って作られた、Webサービス同士がデータをやり取りするための仕組みのことです。HTTPという、Webサイトの閲覧にも使われている通信の仕組みをそのまま活用できることから、現在最も広く使われているAPIの形式のひとつとなっています。
現実世界に例えると、REST APIは決まった書式で注文すれば、決まった形式で料理が出てくるレストランのメニューのようなものです。注文の仕方(リクエスト)と受け取り方(レスポンス)のルールがあらかじめ決まっているため、誰が利用しても迷わずにやり取りができます。
REST API図解
主なHTTPメソッドと役割
| メソッド | 役割 |
|---|---|
| GET | サーバーに保存されているデータを取得する |
| POST | サーバーに新しいデータを作成・送信する |
| PUT | 既存のデータを新しい内容に更新する |
| DELETE | サーバーに保存されているデータを削除する |
RESTの基本的な考え方
RESTでは、「1回ごとのやり取りが独立しており、前後のやり取りの状態を覚えておかない」というステートレスな設計が基本とされています。これにより、サーバー側の負荷を分散しやすくなり、システム全体を柔軟に拡張しやすくなるという利点があります。
データのやり取りに使われる形式
REST APIでは、「JSON」という、人にもプログラムにも読み書きしやすい軽量なデータ形式がよく使われています。リクエストを送ると、JSON形式で整理されたデータがレスポンスとして返ってくるという流れが一般的です。
他のAPI方式との違い
APIの設計方式には、REST以外にも「SOAP」という、より厳格な規約に基づく方式や、「GraphQL」という、必要なデータだけを柔軟に指定できる方式も存在します。RESTはこれらと比べて仕組みがシンプルで扱いやすいことから、幅広い場面で採用されています。
REST APIの活用例
天気予報アプリが気象情報を取得したり、地図アプリが位置情報サービスと連携したりする際にも、裏側ではREST APIを通じて外部のサービスとデータがやり取りされています。私たちが日常的に使うアプリの多くが、REST APIによって支えられています。
URLによるリソースの表現
REST APIでは、操作対象となるデータ(リソース)を、URLの構造でわかりやすく表現するという考え方も特徴のひとつです。たとえば「/users/123」のようなURLを使うことで、どのデータに対する操作なのかを直感的に把握しやすくなっています。


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