ネットワーク(Network)とは、複数のコンピューターや機器をつなぎ合わせ、データをやり取りできるようにした仕組みのことです。二台のパソコンをケーブルで結んだものから、世界規模のインターネットまで、規模の大小を問わず同じ言葉で呼ばれます。
現実世界に例えると、ネットワークは電話をかけ合える回線網のようなものです。相手を呼び出す番号があり、声を届ける経路があり、話し方の作法が共有されている。この三つがそろって初めて、離れた相手とやり取りが成り立ちます。
規模による呼び分け
LANとWANの違い
もっとも耳にするのがこの二つです。LANは自分たちで管理できる範囲の網、WANは通信事業者の回線を借りて拠点どうしを結ぶ網を指します。家庭でルーターを置いて機器をつなげば、それだけでLANができあがっていることになります。
つなぎ方は二通り
機器をつなぐ方法には、LANケーブルを使う有線と、電波を使う無線(Wi-Fi)があります。有線は速度や安定性に優れ、無線は配線が要らず取り回しが楽です。据え置きの機器は有線、持ち歩く機器は無線、という使い分けが一般的です。
ネットワークを支える機器
網を組み立てるには専用の機器が要ります。異なるネットワークどうしを橋渡しするルーター、同じ網の中で機器をつなぐスイッチ、電波を飛ばすアクセスポイントなどです。家庭では、これらの機能が一台にまとまった製品が使われることがほとんどです。
住所にあたるIPアドレス
ネットワーク上の機器には、それぞれ番号が割り当てられます。この番号がIPアドレスで、データを正しい相手へ届けるための住所の役割を果たします。家庭内では自動で割り当てられる仕組みが働くため、利用者が意識する場面はほとんどありません。
共通の作法が必要になる
メーカーの異なる機器どうしが通じ合えるのは、やり取りの手順があらかじめ決められているからです。この取り決めをプロトコルと呼びます。同じ言葉を話すからこそ会話が成り立つのと同じで、共通の作法がなければネットワークは機能しません。
家庭のネットワーク
いまや家の中にも小さな網ができています。パソコンやスマートフォンだけでなく、テレビや録画機、掃除機や照明までがつながるようになりました。便利になった一方で、つながる機器が増えるほど、守るべき入口も増えていくことになります。
会社のネットワークと安全
組織の網では、外部との境目に通信を仕分ける仕組みを置き、誰がどこへつなげるかを制限するのが基本です。部署ごとに区切りを設け、万一侵入されても被害が広がらないようにする設計も広く行われています。
つながらないときの調べ方
不具合の切り分けには順序があります。機器の電源とケーブル、次に手元のルーター、そして回線そのものという具合に、近いところから外側へ向かって確かめていくのが基本です。まず機器を再起動する、という定番の対処も、実際に多くの問題を解消します。

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